きまぐれらいふ

aikoが3月3日に14thアルバム『どうしたって伝えられないから』をリリースしました。

おめでとーーーーーーう！！

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aikoがアルバムをリリースするということは僕の寿命が3年延びるということです。

それくらいの生きがいであり、楽しみであり、切なくもあり。

例えるなら遠足を楽しみにしている小学生のそれ。

まぁ遠足に行く小学生の寿命は3年延びませんが。

おやつを買いに行ったり、お弁当何にしてもらうか考えたり、前日はわくわくして寝付けなかったり。

遠足楽しみな小学生と唯一全く違うのは、aikoのアルバムは発売後も作品として残るから、

嬉しいが継続してくれるというところ。

aikoを意識してから初めてCDを購入したアルバム『秘密』からこの感情は全く変わってないのです。それくらいの大切なイベントなのです。

さて、今回はaikoの『どうしたって伝えられないから』の感想をただただだらだら述べていこうと思います！リリースして3週間程経ち、良い感じに曲たちが体に馴染んできたので、完全なる独断と一方通行の恋心のような想いを書いていこうと思います。

ちなみに『どうしたって伝えられないから』って長いので（おい）時たま『どう伝』と略して記載するかもしれませんしないかもしれません！（どう伝はaiko公認だと思ってる）

という事でスターーーーーーーーーーート！！！

【アルバム全体】

どうしたって伝えられないから

M01. ばいばーーい

M02. メロンソーダ

M03. シャワーとコンセント

M04. 愛で僕は

M05. ハニーメモリー

M06. 青空

M07. 磁石

M08. しらふの夢

M09. 片想い

M10. No.7

M11. 一人暮らし

M12. Last

M13. いつもいる

アルバムにテーマは設けていないaikoのスタンス上、全然意識していないとは思うんだけど、

今回のアルバム、１部の構成ではないと思ってる！

これまでも当然アルバムの曲順に沿って聴いていてアルバムの色を感じ取ることが出来ていたし、今回のアルバムも勿論それはあって「パイセンすげえな裏切らん！」と拝みながら聴いているんだけど、曲の配置とか諸々、新しいaikoや！変わらずして変わるを有言実行しているaikoが作った最新アルバムや！と興奮せざるを得ない感情になりました。

さっきから言ってる構成うんたらの詳細なんですが、、

ばいばーーい　～　青空

磁石　～　いつもいる

の２部構成なのかなーってざっくり思ってたんだけど、これ、もしや３部構成では⁉︎⁉︎とアルバム聴いて考えました。３部構成の内訳は後ほど（焦らす意味）

て、いうか、まぁジャンキーは少なからず曲順発表された時点で感じてたと思うけども…

…M07磁石からまさかの新曲のみのオンパレード！！！！！！！

こんなアルバム過去にありましたでしょーーーか⁉︎

シングルが全部前半に配置されているー！

これまでのアルバムは小さな丸い好日を除いて、前後半ざっくりわけるとどちらにもシングルや既発曲が配置されていたけど今回なによ。

2曲のシングルどころかライブで披露してくれていたのちのばいばーーい、みんな大好きメロンソーダ、（7曲目までを前半とすると）リード曲の磁石まで、なんとこの子たち全員前半！

知っている曲がどうしたって偏っているからってカンジ（ごめんなさい）

…いやいや後半戦の心の準備が、、、

アルバムの醍醐味はなんてったってaikoの新曲を一気に吸収できる幸福感なのだけど、

ひとまず曲順通りに聴く！ってなると、初めましての曲が続いていることへの何とも言えない気持ち、んーと、沢山買った洋服毎日着たいけど馴染みのシャツを挟みたい的な気持ち。

だからこそ、これまでのアルバムにはあった「数曲後に待ち構えてくれている既発曲の安堵感」が今回は（後半に関しては）なかったことが、個人的にはとても衝撃だった！

でもね、このアルバム、この曲順で大正解。怒涛の新曲たちがすぐに馴染んでくれたから、アルバムとしても聴きやすい。やっぱaikoすげえよ。生意気言ってごめんなさい。

あとは、吹っ切れ度の高いアルバムだなーって。

これまでのアルバムは、別れたことをしっかり受け止めてるけど想いはまだ少し…というテイストの曲が多かったけど、今回割と「あ、はい。もう、全然！」て感じ。「吹っ切れたけど、曲にしましたよ」て感じ。だからこそ、語気が強いフレーズとかも結構印象的だった。

だからこそ、aikoのパブリックイメージのまま聴き始めた「aikoって元気いっぱいのテトラポッド（歌詞はテトラポット）登ってる人だよね！タピオカ美味しーい♡」的な人は、多分今頃全治3ヶ月の入院中だと思われる。そんくらいにはファンずっとやらせて頂いてる僕もヤられているアルバムです。でも、aikoはこれを今伝えたいんだ。伝えられない想いをアルバムにしてくれたんだ。と嬉しい気持ちでいっぱいです。

まだ3週間くらいしか聴いてないから、また印象変わるかもしれないけど

ひとまず全体の感想でした！

【M01. ばいばーーい】

僕はとにかく1曲目大好き芸人なのです！

オレンジな満月、愛の病、飛行機、青い光、シャッター、Aka、明日の歌、格好いいな…

毎回1曲目は自分にとっても他のファンにとっても大切な1曲だと思います！

この曲はLLR9で未発表曲として披露してくれた話題の曲。

僕も生でこの歌を聴かせてもらいました。

先ほどアルバムが３構成では？とか生意気にほざいてた件についてですが、

①ばいばーーい

②メロンソーダ～青空

③磁石～いつもいる

僕の内訳こうです！！！

なんか、ばいばーーいは、アルバムの1曲目で間違いない存在感ではあるんだけど、

先頭を歩いているというよりは、プロローグのような曲だなあと。

aikoが伝えたいことの総括みたいな、決意のようなものを感じました。

この歌を聴いている時は不思議な気持ちになります。

そして、この曲が終わってひとつのストーリーを終え余韻に浸りつつも、このあとも聴いてねとaikoが言ってくれているかのように2曲目が始まるのが、とてつもなくエモーショナル。

この曲は、ジェットコースターのような曲だと感じます。

始まりからドキッとしたフレーズでスタートして、

♪今はなんにも感じない　のところで静かになって

♪優しいフリして　から徐々に頂上に上り始め

♪あなたは彼女と手を繋いだ　でてっぺんにたどり着く（ピッと鳴るのも降下へのカウントダウンみたい）

そして

♪ばいばーい　で、急速降下ーーーーーーーーー！！！！！

感情がビュンビュンと動いてしまうような曲。

で、2番はばいばーい歌わんのかい！笑

ライブの時も歌っていなかったんだっけ？覚えてないや。

でもインストのみにしているこの部分とてもたまらん。いろいろな想像が掻き立てられる。

ライブでのばいばーーいの印象は、

・合鍵も返さないで～て出だしだったなーとか

・ばいばーいのインパクトとか

・ラストの♪忘れたー　の後暗転してたなぁとか

です（笑）

とにかく、すごい曲よ。構成も怨念も決別も。

でも主人公はきちんと前を向いて終わってくれてよかった。

そう。aiko先輩はいつも言ってくれる。時間が過ぎるって凄いことだって。

時間がお薬だって21年前から言っているし、まさしくそうなんだよ。

完全に吹っ切れたあと「歌」にしましたが何か？感！どや！どやさ！って感じ。

こういうを歌にして届けてくれてファンは凄く嬉しいです。

またライブで聴きたいな。

【M02. メロンソーダ】

こちらもLLR9で歌っており、もしやソロverが音源化する日も近いのでは⁉︎⁉︎となり、

今年のあけおめCMでソロver疑惑のサビ聴けてもしや！！となり

アルバム発表された時、期待が確信に変わった！音源化ちょー嬉しい！ド名曲だよこれ。

Radio DarlingsとしてFM802のキャンペーンソングとして書き下ろした曲で、お話をもらってから1年間時間をもらって書いた曲。

…冷静にすごくない？1年かけて作ったaikoも1年律儀に待ったFM802も。

信頼関係以外のなにものでもないよね。

で、ソロverを初めて聴いた時の心境は「……お、おう…？」です笑

この曲は当然知っていたし、アレンジもさほど変わってないはずなのに、な、なんなんだこの、なんとも言い表せない疑問符がついてしまいそうな感情は、、！

聴き終わった後Twitterでソロメロン聴いた人たちの感想の中に俺と同じ感情の人いた！！

「地に足ついてない感じがする」

そう！それ！それが言いたかった！この人天才！俺もそうです！！同意です！

名曲は名曲なんだけど、のちのちaikoがインタビューでも言っていた「微炭酸」の印象だったのよ！

レディオダーリンズで皆で歌ってた時のaikoリーダーの声と違うの！

皆をひっぱって沢山の声質の中でもaikoが歌うとまとまりを持つ、それがレディオダーリンズのメロンソーダ。

ライブでやってくれた時、別枠ちゃんで披露してくれたバンドダーリンズのメロンソーダも割とそっちだった。炭酸バチバチだった。濃い緑色だった。

だからこそ、ソロverメロンソーダを聴いた時は氷が少し溶けて時間が経ったメロンソーダを飲んだ印象だったんだよね。

なんか悪口書いているみたい。悪口じゃないからね。

aiko見てたら「なんやねん！文句たらたらたれやがって！これがあっしのメロンソーダやねん！」と怒られそう。ごめんなさい。（見てねーよ）

実はあれ以降ソロverメロンソーダしか聴いてなく、最初に聴いた時よりとっても馴染んできました。そして、当たり前に名曲です（←もうゴマスリにしか見えない。。本心だからね！）

この曲はきっと、レディオダーリンズverとソロverをそれぞれ聴いて、炭酸のパチパチ具合を愉しむ曲なのだと思いました。

本当に何度も言いますが大好きな曲です。本当です。歌詞に沢山支えられました。

そして、この曲でトオミヨウさんに出逢えたaikoはネクストステージに向かえる鍵をGETしたと思ってる。相性抜群です。

音源化してくれてありがとう。

【M03. シャワーとコンセント】

イントロから爽快！ふわしなさんいい仕事してくれるぅ！！

タイトル見た時、「え、シャワーとコンセント？絶対一緒にしちゃあかんやん。ん？これ古畑任三郎でてくるやつ？」なんて考えてしまったけど、インタビューで意味きいて切なくなってもた。

悲しく切ない歌詞にアップテンポのメロディーラインのaikoの得意技！すき！！

歌詞が詩的だよね。

サビのフレーズなんて小説の一節だよ。つら。

大サビの途中で転調するところも不自然さはなくむしろあのタイミングだからこそ切なさが倍増されたんだと思います。

♪美しく手の届かぬものにもう戻れない願い事をするな

はぁ、、、あいこ（涙）

【M04. 愛で僕は】

まず“愛で僕は”というタイトルが好きです。

これだけの情報量なのに色々な想像を掻き立てられるし、単純に綺麗。

日常の生活を感じられる、ホッとする一曲。

ミディアムテンポでaikoの声が真っ直ぐ届いて嬉しい。

【M05. ハニーメモリー】

40th Single

愛で僕はのミディアムテンポのままいい流れでハニーメモリーありがとう！！！

この曲は、メロディが不思議だね！

aikoの新曲を初めて聴く瞬間はいつもドキドキして楽しみで、終わった後ふわふわした気持ちでもう一回聴きたくなる。

この曲は耳に馴染むのにかなり時間がかかった！不思議なメロディーだ。

この曲からYoutubeでのコメント欄が開放されたね！

♪君がいないと味がしないんだ　という歌詞を「コ○ナじゃね⁉︎」とかいう輩出てくるんだろうなーと思ったら案の定いたなー。しょうもなーと思ってたよ。

この曲は、すれ違った男女で、自業自得な男性が後悔をする…という解釈を勝手にしてるんだけど、僕は「老夫婦で奥様に先立たれた旦那様が、日頃当たり前にしてくれていた事や、黙って目をつぶってくれていた事を素直に感謝できないまま言葉にできずに後悔している曲」にもきこえた。

ちゃんと思った事は言える時に言いたいな、て思えた曲。

【M06. 青空】

39th Single

まさかのハニメモ→青空の流れー！！

これ別枠ちゃん2と同じ順番！！

ぶっちゃけ別枠ちゃん2でこの流れで歌ったあとのMCで「アルバム出します！」て言ってくれるんじゃないかなー？と少し願ってた！でも言われなかった！！！

めっっっっっっっっっっっちゃ好きな曲！！

2020年はテレビで割とハニメモを歌ってたから青空ももうちょい歌って欲しかった！

♪あなたにもう逢えないと思うと体を脱いでしまいたいほど苦しくて悲しい

って表現イカれてるよね⁉︎⁉︎天才すぎる。どうしたらこんな表現浮かぶの？

空が歪んで見えてたのは涙でぼやけていたからなんだよ！もう！！

こんな鮮度のある素敵な曲が“2020年の曲”て未来も希望しかないよね！

aikoの未来に希望しかない。ずーっと保ち続けている凄さよ。マジで。

気分が落ちている時に聴くと元気が出る。励まされます。

【M07. 磁石】

個人的後半戦1曲目ー！！！

ちょ、ここから始まる新曲オンパレード！心の準備が！

ただ、アルバム全体としても後半戦としても、この曲はリード曲として堂々と立ってくれている！頼もしい！！磁石パイセン頼もしい！！！

初めて聴いた時「あけおめCMの鍵盤イントロはこの曲だったのか！」と皆が腑に落ちた瞬間だったと思う。

この曲は、歌い出しの

♪言えなかった訳じゃないの　言わなかっただけのこと

これが全てを物語っているよね。

あえて言わなかったんだよってな！ふぅ！清々しい！

この曲も“もうあなたを嫌いになりました”に近しい吹っ切れ度だよね。

耳いっぱいに輝いたミュージック詰め込む事で気が晴れるよね。

僕にとってのそれはaikoのミュージックだよ。

♪反発しあってもうくっつかない磁石

しかも反発しあった磁石って無理にくっつけようとすると異様な反発具合にビビるよね笑

それくらい、もう戻れない（戻る気はない）二人なのかな。

ばいばーーいもそうだけど、今回のアルバムは随所随所に

“もうあなたを嫌いになったよ”をテーマにしてる曲が散りばめられてて個人的には凄くよい。

【M08. しらふの夢】

はい好きです。この曲幻想的でとても好きです。

そしてこの曲は今年の1月3日に出来上がったらしい。

もしこのアルバムが去年に発売されてたら、この曲は収録されていないのかーと思うと凄く不思議でならないよ！

この曲は、ちびまる子ちゃんの単行本の後ろに収録されている『ももこのほのぼの劇場』の雰囲気にぴったりだなっていうのが最初の印象。

切ない物語が多くておセンチになってしまうお話のバックでこの曲が流れているのを想像してしまう。

本当にいい曲だよねー聴けば聴くほど好きになる。

流れるようなメロディーラインもアレンジも好き。

ありそうでなかったタイプの曲。ずっと聴いていたい。

【M09. 片想い】

20年以上、恋を愛を惚れた腫れたを好きだ嫌いだを歌ってきたaikoが満を辞して片想いというタイトルで曲を出したもんだからちょっと沸いたよね笑

aikoがここへ来て発表する片想いとは、と思ってドキドキしてた。

片想いみたいな気持ちだったんだね、いつも。（突然の倒置法）

両想い（かもしれない）なのに片想いみたいな気持ちだったって

片想いよりも切ないよね。

でもそれほど相手を想えてるっていう事なのかな。

NHKのみんなのうたに起用されてほしいなーと思った曲です！今やってるのかな？

【M10. No.7】

メロディも歌詞も両方明るい割と珍しい曲！

メロディラインで言うと、これとシャワーとコンセントがライブで盛り上がりそうだね！

タイトルにあまり深い意味はなく、

強いて言えば好きな数字で“7”を選べる人はパリピ系で自分は選べないけど、

この曲の明るさ具合に触発されてつけてみた程度というニュアンスだったのがaikoっぽくて好き笑

目先の不安はひとまず置いておいて、目の前の自分ができることをまずはやっていこうという気持ちにさせてくれる歌。

この曲がこのアルバムにある事でバランスがとれてるなーと思います。

【M11. 一人暮らし】

♪優しいままいなくなるなんて最低だよ

ここの歌詞にドキッとさせられる。

不思議な世界に入り込んだ気持ちになる曲。

アレンジのアンニュイな感じとか

ラスサビの♪ahあなーたの　のアレンジとかいいですよね。

【M12. Last】

アレンジをきいて歌詞のフレーズを変更したとインタビューで言っていて、

確かに今回のアレンジの中では、壮大さは一番感じた。

ラストから2番目の曲としてはBABYのヒカリみたいなポジションかなー。

【M13. いつもいる】

♪今夜も愛なのね

♪息苦しくても生きていこうね

素敵な歌詞が散りばめられている曲！

1曲目と同様、最後の曲も名曲揃いなのがaikoのアルバムだよねー。

天の川、約束、自転車…

アルバムラストの曲の中では、これまでバラード、ミディアムバラードが多く

もちろんこの曲もしっとりしたミディアムな曲だけど、

テンポも感じられて、不思議な音。

この曲は、最初はラストの曲としてはピンと来ていなかったんだけど、

身近な幸せを強く願い生きることを諦めない良い意味での頑固さを感じる曲だからこそ

最後に締める1曲として選ばれたのかなと感じました。

コロナ禍で悲しいニュースが多くて、悲しい出来事もあって

まだまだ不安は続くけれど、この状況で導き出したaikoの答えは

“絶対に生きる”ということなのかなって。

悶々とした状況のなか、1つの答えを教えてもらえたような気がしたよ。

これまた素敵な曲と出逢えました。

【おわりに】

アルバムが発売されてCDを手に取ると

これまでは、始まるツアーの案内がブックレットに挟まれてて、

この状況でなければおそらく今回も…だったのかなと思うと非常に悔しいし

何よりコロナが憎い。

でも一番つらいのはaiko

ライブを少しずつ再開しているアーティストやバンドも徐々に増えている中、

きっとaikoもスタッフチームも考え抜いてくれているところだと思います。

そりゃあね、ライブ行きたい！もうこれに尽きる！

aikoに逢いたいしaikoの歌声聴きたいしあの空間に浸りたい。

でもね、本当に、ゆっくりでいいからね。

aikoのファンなら絶対に待つから。

今は、『どうしたって伝えられないから』を発表して届けてくれたこと。

これだけで生きる糧になってるからね。

本当に素敵なアルバムをありがとう。

【おわりに2】

…結局一度も『どう伝』と略しませんでした！笑