きまぐれらいふ

この自己満ブログが誰かのプププになりますように!

今後aikoのライブでこのようなブログを書くことは無いと思うから

aikoがライブツアーを始めた。

 

デビューしてからコンスタントにライブをしているアーティストって

どれくらいいるだろう。

aikoはそのアーティストの一人だから、ファンとしては堪らなく嬉しいわけで。

 

2020年がそれを阻止してしまって、体は生きてたけど心はズタボロだった。

冗談抜きに、そんな毎日だった。

 

aikoがツアーを、LLP22を発表した時、

普段のツアー発表の時とは少し違う感情だった。

…いわゆる、100%の気持ちになれなかった。

でも、aikoが「少しでも不安な気持ちがあるなら無理しないでね」と言ってくれて

そう言ってくれた時に、「それでも行きたい」と思ったし

aikoがライブをしているのに行かない選択肢が自分には考えられなかった。

 

行く人も行かない人も、その人が判断したことならそれが正解。

 

ただ、最初の5公演を延期にせざるを得ない状況になっていて

心苦しいし、aikoやスタッフの気持ちを考えるとつらいけど、

そうだろうなと思う自分もいて。

ずーっと、モヤモヤした感情が続いていた。

 

実質、自分が当選した6月8日の東京ガーデンシアター公演が初日となった。

当日ももちろん楽しみなのだけど、向かう電車の中、開場までの暇つぶし、

開演までの会場内、どれもどこかソワソワしている自分がいた。

 

感染対策は本当に徹底していて、aikoチームと運営の本気を感じた。

僕みたいな気持ちの人も「すごいわ」と感動するほどの徹底だった。

 

ただ、ソワソワは消えない…。

…こんな感情が一転したのは、開演し暗転する瞬間だった。

普段なら「ぎゃーーーーーーーー」「あいこおおおおおおおおお!!」と

歓声の嵐の瞬間だが、今回は盛大な拍手が響いていた。

aikoはもしかしたら寂しかったのかなと思ってしまったが、

僕は「あ、これは安心して楽しめるかも」と思えた瞬間だった。

 

観客が『ほぼ声を出さない』を徹底していた。

喋り出す人出てくるんだろうなーと思ってたけど、本当に皆さん静かだった。

 

そして何より、そんな状況の中、aikoが作り出す新しいライブを見せてくれた事が

本当に嬉しかった。本当に愛おしかった。

だって、あのコールアンドレスポンスで成立していたaikoのライブが、

ファンの声に応えるaikoのライブが、

…声を出さなくても通じているんだと思わせてくれるライブだった。

本当に凄まじい瞬間に立ち会えたんだな。

 

いつの間にか僕は、忘れかけていた「1年4ヶ月ぶりにaikoに逢えている」という

幸福に身体がいっぱいになっていた。

2曲目で色々な感情が入り混じって泣いた(笑)

何より、aikoが楽しそうに歌っていてくれたのが一番の収穫だった。

 

体だけ生きていた自分に、ジュワーっと栄養が体内に入っていくのがわかった。

自分の人生に、やっぱりaikoのライブは必要だ。生が一番だ。

 

そんなことを改めて考えさせられた、大切な大切な一日だった。

 

aiko、心からありがとう。